2023/06/06 10:00
自分の生まれる10年前からここで東京を見守り、
私にとっては未だに東京の象徴だと思っている場所。
そこで人に会う機会があった。
情報系の大企業から独立し、日々多忙を極めるなかで、
月に数回、一時間ほど、お互いに都合の良い時間と場所で
多岐に渡る事柄を話し合う機会を設けている。
相談される側ということにはなるものの、
毎回、自分も学びがあったり、新しい気付きがあったり、
とても良い時間になっている。
先日の話題はずばり「妬み」
もちろん、よく聞く話しだし、資本ありきの経済活動が
始まる前から、諍いの元になっている人間の感情だと思う。
自分自身でもそういう経験をして嫌な思いをしたこともある。
だから、なおのこと、わかったつもりでいた言葉を調べてみた。
「妬み」
能力、容姿、立場などのあらゆる物事について、
自分より優れている他者に対して、羨む感情をもつこと。
似たような意味合いで「嫉み」もある。
と、様々な資料でほぼ同様の答えが見つかった。
この続きは特に腑に落ちた。
羨む感情のあとに相手に対して憎しみのような、
負の感情をもつことが「妬み」
羨む感情のあとに自分自身に対して悔しさのような、
負の感情をもつことが「嫉み」
またひとつ、勉強になった。
と、いうことは双方をあわせもった「嫉妬」という言葉は、
負の感情として人間が抱く最強のものかも、などとも思う。
今の世の中、「嫉妬」が元になって起こる事件もあるし、
人間のそういう感情は一番扱い難い事柄だと思うし、
醜い部分だし、現代人は誰もがもち得る感情だし。
この先もずっと無くなることはないんだろうな。
などと思いながら、手元の書きかけ原稿に戻った。
先月末に催された「人間学」のなかで、
(詳細は→ https://www.kuriiwastyle.com/blog)
会社や組織といった社会の枠組みでの評価に話しが及んだ。
組織内の尺度で評価される人と人間関係のなかで、
評価されたり、認められたりする人は違うことが多い、と。
また、評価される側もする側も難しい事柄だと。
評価されたい人は評価の高い人に妬みのような感情をもっていたり、
男と女の関係でも妬みを通り越した嫉妬になっていたり、
それがとんでもない物事を巻き起こすこともあったり。
それらを題材にした映画や小説もたくさんあることだし。
まぁ、人間生きていれば、いろいろな感情を持つものだし、
喜怒哀楽があるから人間なんだし、みたいに考えてみたり。
決して達観しているわけでもなんでもなくて…。
私だっていろいろありましたよ、はい。
今までも、もちろん今でも、感情は揺らぎますよ、はい。
あ、カラスが鳴き出したから、もう朝かも。
ま、でも明日、というか今日の午前中はゆっくり出来るし…、
いや、休みにしようかしら、午前中だけでも。
夕暮れからは酒番だし、
それはそれできちんとしなくちゃいけないし、
きちんと扉を開けて、きちんと待っていたいし。
来たいと思って来てくれる人、
そういう人が一人でも、いるかもしれないから。
そのために酒場の扉は、きちんと開けたいから。
よし、やっぱり午前中は休みにしますよ、はい。
足もつりそうな気配だし…。
でも、なんだか楽しい日々ですよ、ホントに。
今日もまた良い一日になりますように。
ありがとうございます。
令和五年 梅雨のはしりに相も変わらず徒然と
栗岩稔