令和四年 やっぱり苦手な春に、寺田寅彦を読みながら | KURIIWA STYLE

2022/04/05 10:00


新年度という区切りがはじまった

キリスト教の暦では21世紀に入る頃の2000年前後

日本の元号では平成の中頃に差し掛かる頃

そんな時代に生まれたであろうみなさまと

そうでなくても新しい場で区切りがあるみなさまへ

 

1995年、平成71月の阪神淡路大震災、3月の地下鉄サリン事件

2001年、平成139月のアメリカ、ニューヨーク同時多発テロ

その後の今でも影響を及ぼす報復という名の軍事侵攻

2011年、平成23年の東北大震災と福島原子力発電所の事故

戦災、人災、震災、たくさんたくさん色々なことが起こりました

ここに書き始めたら切りがないほどに、たくさんのことが

この春はユーラシア大陸思想に基づく誇大妄想に取り憑かれた暴走

 

関わるのは常に人です、人と人です、自然災害も関わります

一人で生きていけるさ、なんて、

ただの独りよがりです、きっと

あと何回の春を数えられるか楽しみになるまで見通せない

そんなことは当然だと思います、私もかつてそうでしたから

 

人類にとって唯一平等なもの「時間」という尺度

この時間が過ぎればいつか必ず見えてきます、最期の春が

 

それまで過ごした時間が良い思い出に変わる

そんな綺麗事を言うつもりは毛頭ありません

悲しいこと、苦しいこと、辛いこと、楽しいこと

そんなことはあって当たり前、それがすべて糧になります

無駄な時間は一瞬もありません、きっと多分、そう思います

 

そんなことをようやく言えるようになった私の1968年、昭和43

世界各地で学生運動が盛んになり、ベトナム戦争が泥沼化

日本では使い捨てという感覚が生まれた大量生産

高度経済成長期に入り、泡沫経済に突入、昭和天皇の崩御

上京したその頃、新しい元号に変わり、泡が弾けるまで

消える泡の上でフワフワと経済活動をし、何も残らず、私も弾け

 

昭和に生まれ、平成に生き残り、令和を皇居の近くで迎え

新しい「区切り」がはじまりました

 

そんなおじさんの戯言を徒然と

すべての人に安らかな「時間」が流れますように

 

令和四年 やっぱり苦手な春に、寺田寅彦を読みながら